【京都】☆世界遺産☆世界最大級の木造建築である西本願寺の見どころを紹介
世界遺産「古都京都の文化財」の一つ西本願寺へお詣りしてきました。
世界最大級の木造建築と言われるだけあって、とにかく建物が立派で圧倒されたというのが一番の感想です。
けして広いお寺ではありませんがそれでも拝観する価値のある大変素晴らしいお寺でした。
西本願寺について
西本願寺は浄土真宗本願寺派の本山で正式名称は「龍谷山本願寺」といいます。
西本願寺は通称で、またお西さんと呼ばれることもあります。
親鸞聖人によって開かれました。
西本願寺の見どころ
御影堂門(重要文化財)
西本願寺に向かって左右二つの大きな門のうち左側にある門です。
木の重みを感じるどっしりとした姿です。
目隠塀(重要文化財)
門から正面に見えるのがめかくしべいです。
この様に横からみると薄い塀になっているのがわかります。
大銀杏(京都市天然記念物)
この時期は少し寂しい姿ですが^^;
樹齢400年、秋には真っ黄色の銀杏の木になります。
その迫力ある様子はまるで根を天に広げた様に見えることから「逆さ銀杏」とも呼ばれています。
御影堂(国宝)
中央に親鸞上人の木像が安置されています。
近くに寄ると写真に入りきらないほどの大きくて立派な建物です。
靴を脱いで中に入って参拝することができるのですが、なんとそこは442畳もの畳敷になっています。
お参りする参拝者が第一という考えの元このように広くなっているそうです。
そしてこの廊下には紅葉や富士山など動物や植物をかたどった木が埋め込まれています。
参拝者の癒しにと大工さんからの粋なはからいだそう^^
見つけてみてくださいね(私はすっかり忘れてしまっていました…)
西本願寺の邪気さん
御影堂の前にある水受けをよーく見てください。
四隅に水受けを支える邪気さんが。
重い水受けを支える健気な姿がなんとも愛くるしいです^^
阿弥陀堂(国宝)
残念ながら阿弥陀堂は修復中で中を拝観することはできませんでした(2022年3月まで)
中央に阿弥陀如来像が安置されています。
(修復中は隣の御影堂に移されています)
西本願寺の本堂です。
経蔵(重要文化財)
回転式八角系の書棚があり「転輪蔵」ともよばれています。
普段は中は見ることはできないようです。
唐門(国宝)
桃山時代の豪華キンキラな装飾がされた門なのですがこの通り修復中でした^^;
あまりに豪華なので日が暮れるのも忘れてしまう程とかで「日暮らし門」ともよばれています。(こちらも2022年3月まで修復予定です)
飛雲閣(国宝)
京都三名閣の一つ、金閣、銀閣、そしてここ西本願寺の飛雲閣があります。
残念ながらこちらも修復中で全くみることができませんでした^^;
後世に残していく為の大事な修復ですから仕方ありませんね。
(こちらは2020年3月までの予定なのであと少しです!)
阿弥陀堂門(重要文化財)
西本願寺に向かって右側にあたる門です
こちらも格式高い重厚な門です。
書院と能舞台
国宝にもなっているので是非見ていって下さい。
後から知ったので私は見過ごしてしまいました…やはり行く前の予習が必要ですね^^
西本願寺と東本願寺があるけど違うの?
西本願寺の紹介をしてきましたが、東本願寺というお寺があるのも多くの方はご存知かと思います。
そしてこの西と東で何か違うの?
対立してるの?
など疑問に思う方も多い様です。
ざっくり言うと…。
戦国時代織田信長は勢力をつけてきた本願寺が天下統一の障害になると考えた。
ついに両者の間で戦いになってしまった(石山戦争)
仏法存続のため十一代顕如上人は信長と和解した。
(しかし実は和解は裏切られ信長は明智光秀に本願寺を攻撃するよう命令した。ところが明智光秀は「敵は本願寺にあらず本能寺にあり」といって信長を討つ。これが有名な本能寺の変です)
親子の溝は深まり顕如上人は三男の准如上人へ本願寺を譲り、これが西本願寺(本願寺派)となった。
その後徳川家康は本願寺が分裂することは自分にとっても有利と考え、長男教如上人に土地を寄進し東本願寺(大谷派)を建てさせた。
こうして西と東の本願寺が誕生したというわけです。
しかし、本願寺派、大谷派と宗派の違いはあれど元々の親鸞聖人の教えには西も東もありません^^
どちらもとても素敵なお寺なので両方参拝してみてくださいね。
西本願寺の拝観料と参拝時間
拝観料:無料
参拝時間 5:30〜17:00
西本願寺へのアクセス方法
・電車
JR.近鉄京都駅から徒歩20分程
・バス
市バス
阪急河原町.大宮駅から島原口下車
京阪七条駅から七条堀川下車
・車:無料駐車場あり
拝観料も駐車場も無料なところに感激してしまいました^^