【京都】☆世界遺産☆東寺へ行ったら忘れず参ろう観智院
東寺の敷地の外にある観智院という寺院へ行ってきました。
最初は東寺のついでに…だったのですが^^;
訪れてみてとてもよかったのでレポします!
観智院とは
室町時代、東寺に帰依された後宇多天皇の勅願により建立されました。
東寺の塔頭であり格式高い別格本山になります。
所蔵する密教聖教の量と質は日本において最高といわれ多くの学僧がここで学んだといわれています。
ご本尊は知恵を授かる五大虚空蔵菩薩(ごだいこくうぞうぼさつ)をお祀りしています。
東寺と合わせて「古都京都の文化財」として世界遺産登録されています。
東寺から観智院への行き方
観智院へは東寺の北大門を出てすぐの所にあります。
その名の通り東寺の北側にある門です。
*京都駅からの場合は東寺の北総門から入り北大門までの間にあります
(ちなみに北総門入って右側は名門校の洛南高校があります)
さて観智院の門をくぐると梅?の木が出迎えてくれました。
入り口へ向かい靴を脱いで拝観料を払って客殿へとおじゃまします。
すぐにちょっとしたお土産コーナーがあります。
ちなみに客殿内は撮影禁止でした。
お庭は撮ってもよいそうです。
観智院の見どころ
観智院の客殿(国宝)
客殿は桃山時代の典型的な書院造りをしています。
また上の間には宮本武蔵の書いた鷲の図がそのままの状態で残されています。
(パンフレットより)
普通なら博物館などで管理されるはずですが、この鷲の図はこのままが良いという東寺の偉い人の判断でここにそのまま残されているそうです。
必見です!
庭園がとても美しい。
涅槃禄の庭
真言密教の無限の宇宙観と涅槃静寂の境地を表した庭だそうです。
観智院の五大虚空蔵菩薩
(パンフレットより)
奥へ進むとご本尊の虚空像菩薩が安置されていました。
虚空像菩薩とは無限に広がる蔵の中から人々の願いを叶えるために知恵や慈悲を取り出し与えてくださる菩薩様です。
五大とは五体のことで、観智院の虚空像菩薩はそれぞれ馬、獅子、像、金翅鳥、孔雀の上の蓮華座に乗っていました。
間近で五体が並ぶその様子はなかなか圧巻でした。
また虚空像菩薩は丑年、寅年の守り本尊でもあります。
丑、寅年の人は是非ともお参りしてくださいね。
観智院の愛染明王
(パンフレットより)
虚空像菩薩の横の部屋には愛染明王像がお祀りされています。
本来は赤い色をされているそうですが、観智院の愛染明王は護摩焚きでだいぶ黒くなっています。
しかし所々赤い部分が残っているのが見えます
愛染明王さまの教えは愛欲などの煩悩もそのまま認めるとされています。
恋愛、縁結び、家庭円満の仏として信仰されています。
観智院をお参りして
東寺の拝観料とセットになっていて少しお安く入れるということもあり、実はそれほど期待していませんでした…
でも、お参りしてよかったです!見応えありました!
なんといっても国宝ですからそりゃそうですよね^^
東寺に行った際には是非とも観智院にもお参りをおすすめします!
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2020年2月に行ってきました。
早くまたこの素敵な京都を楽しめる日がくることを願っています。
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観智院の拝観料と拝観時間
・拝観料は500円
(東寺の拝観料とセットになっているものもあり、この時期は東寺の金堂、講堂、五重塔と観智院で1000円でした)
・拝観時間 9:00〜17:00(受付16:30まで)
観智院へのアクセス
・電車
JR京都駅から徒歩15分
・市バス
JR京都駅から東寺西門前下車
阪急京都河原町駅から東寺東門前下車
京阪祇園四条駅から東寺東門前下車
・車
東寺の駐車場を利用
600円/2時間
2時間以降は1時間ごとに300円
(※新春特別拝観中は特別料金)