2020年8月、西国三十三所巡りをスタートしました。実際に足を運び気づいた見どころ、感じたことを撮影した写真と共にレビューします^^
ご本尊を拝観するなら今!ということで今回は京都の善峯寺へ。
現在、ご本尊の千手観世音菩薩の御開帳は1月1〜3日と毎月第二日曜にされています。
ところがこれは2021年12月までとなり2022年からは本来の秘仏へと戻るそうです。
そして次の御開帳は2028年。少し先になるので今のうちに見ておきたいですね^^
西国二十番札所 善峯寺の歴史
- ご本尊:千手観世音菩薩
- 開祖:源算上人
- 創建:一〇二九年
源算上人が小さなお堂に自作の千手観音をお祀りしたのが始まりです。
その後、後朱雀天皇が夢で洛東鷲尾寺の千手観音を善峯に移すよう夢のお告げを受けたことからここに鷲尾寺の観音様を置きご本尊としました。
本堂のご本尊の脇には源算上人作の千手観音が鎮座されています。
善峯寺の見どころを紹介
①山門と運慶作の仁王像
山門はとても立派です。
運慶作の仁王像、ガラス越しにじっくり見ることができます。
②善峯寺の本堂
ご本尊の千手観音様はとても優しいお顔でした。再来年からはなかなかお目にかかれなくなると思うと余計に有難い気持ちになりました。
本堂にある三匹のワンちゃんのお守り納めどころが可愛い。
③鐘楼
こちらの鐘は厄除けの鐘と言われつくことができます。
ゴーンという音色が山に響きとても心地よかったです。
④樹齢600年以上、国の天然記念物「遊龍の松」
長ーい松、全長は37mあるそうです。
地を這うような姿のとても立派で美しい松。
国の天然記念物であるのもうなずけます。
⑤幸福地蔵
ミニミニ清水寺のような所に幸福地蔵が。
ここでは自分以外の幸せを願います。
⑥阪神淡路大震災と釈迦堂のお釈迦様
釈迦堂にお祀りされているお釈迦様は源算上人作で日本には例のない合掌姿のお釈迦様です。
腰痛神経痛のご利益があるお釈迦様として厚い信仰がある他、阪神淡路大震災の折に阪神高速が崩壊し前輪が落ちながらも宙吊り状態で助かったバスの運転手さんが持っていたお守りがここのお釈迦様のお守りであったことから「落ちないお守り」としても信仰されるようになりました。
釈迦堂の脇にある枝垂れ桜(たぶん)は春、見応えがありそうです。
⑦薬師堂の出世観音
徳川五代将軍の生母へと出世した桂昌院にちなんで出世薬師如来と呼ばれています。
出世や玉の輿を願うなら是非お参りしたいですね。
⑧善峯寺から京都市内の絶景と秋明菊
善峯寺は山の中腹に位置し、京都市内を一望できます。とっても気持ちがいい!京都タワーが見えます。わかりますか?(写真中央辺り)
また秋は秋明菊が境内のあちこちに咲き始めます。9月中頃はまだ3分咲き程で蕾が沢山でしたが可憐な花が綺麗でした。
6月は紫陽花が有名です。
善峯寺の御朱印
西国三十三所巡り四ヶ所目の御朱印をいただきました。
左上に西国三十三所草創千三百年記念印も。
善峯寺は文字だけのザ・シンプルな記念印でした^^ (記念印は2022年3月31日まで)
善峯寺のアクセスと駐車場
善峯寺までは比較的走りやすい山道です。
駐車場も広め。こちらは2階部分で1階にも停めるところがありました。
駐車料金は500円です。
善峯寺は山の中にお堂が点々と建てられ、ハイキングをしているような気分でお参りできます。
一周30〜40分程で回れるコースになっていて道順案内もあるので分かりやすいです。
本堂から出発して本堂に帰ってくるので、本堂だけなら時間はかかりません。でも見所沢山、山の木々も美しいし、眺めも最高なのでぐるっと一周が断然おすすめです!
『西国三十三所巡り4/33』!
拝観料500円
拝観時間8:00~17:00