【京都】☆世界遺産☆お城?と突っ込みたくなる二条城、その歴史と見どころを紹介
世界遺産、二条城へ行ってきました。
城という割にいわゆるお城の姿が見えません。なんでだろう?
お城、どこですかー?
思わずそんな風に突っ込みたくなる二条城。
その不思議や歴史を紐解きながら見どころを紹介したいと思います^^
【目次】
- 二条城は誰が建てた?なぜ建てられた?
- 二条城の歴史
- 二条城で行われた大政奉還
- では入城して二条城の見どころを見ていきましょう
- 次は内堀の橋を渡り本丸御殿へ向かいます
- 二条城に隠された徳川家の紋
- 二条城の観覧料金と開城時間
- 二条城の駐車場料金
二条城は誰が建てた?なぜ建てられた?
二条城を建てた人はあの初代江戸幕府将軍、徳川家康です。
何の為に建てたかというと、すぐ近くにあった京都御所を守る為と、将軍が都へ来た際に宿泊する所として造られました。
だから、いわゆる戦で敵から身を守るお城というよりは住まいの様な形のお城なんですね^^
二条城の歴史
(出典:Wikipedia)
3代将軍の徳川家光の時に当時の天皇が二条城へ来ることになりました。
この時、徳川家による江戸幕府の支配が安定したものであることを世に知らしめるために、更に規模を広げる改修をしたり、立派な障壁画が御殿に描かれたりしました。
その数3600面!
二の丸御殿ではそんな沢山の見事な障壁画を見ることができます。
また二の丸御殿は唯一、火事による消失を免れて当時のまま残る貴重な御殿となっていて国宝にも指定されています。
二条城で行われた大政奉還
(出典:Wikipedia)
もう少し二条城の歴史を紹介^^
二条城の歴史を語るうえで知っておきたい出来事。それは大政奉還。
大政奉還とはざっくりいうと徳川家が政権を朝廷に返したこと。これをもって徳川家による政治、江戸幕府が終わりました。
その歴史的出来事「大政奉還」が行われたのがまさにここ二条城の二の丸御殿でした。
二条城は日本の歴史の移り変わりの舞台となったお城なのです。
では入城して二条城の見どころを見ていきましょう
東大手門(重文)
チケットを購入して最初にくぐる門。
2階建ての立派な門です。
天皇が二条城へ来た時には天皇を2階から見下ろさないようにわざわざ一階建てに建て替えられたそうです。
唐門(重文)
二の丸御殿の正門です。
門からして豪華!ため息が出るほどですよホント。
松竹梅や鶴、唐獅子などの縁起物の彫刻がされているので探してみるのも楽しいです。
二の丸御殿(国宝)
そしていよいよ二の丸御殿です。
御殿の中を観覧できるのですが一切撮影は禁止です。国宝なのでね^^;
二の丸御殿に入るとすぐに虎(の絵)を見る事ができます。これは訪問者を威嚇する為なんだとか。
二の丸御殿はとにかく広くて立派なお屋敷でした。まぁひたすら部屋なんですが(笑)
豪華絢爛な障壁画や天井、そして大政奉還が行われた大広間など歴史の1ページに潜り込んだ気持ちになれました^^
鶯張り(うぐいすばり)の廊下
二の丸御殿の廊下は鶯張りといって、人が歩くと鶯の鳴き声の様な音がします。
これは夜間などに侵入者がいたらすぐわかる様に、いわゆる江戸時代の警報器のようなものです。歩きながら音を体感してみて下さいね^^
突如置かれていた鐘
二の丸御殿を出てから二の丸庭園の方へ向かっているとポツンと置かれた鐘発見。
これはかつて緊急事態があったときにその事を住民に知らせる為に鳴らされていた鐘なんだとか。なかなか重要な役割をしていたようです。
二の丸庭園(特別名勝)
二の丸御殿の南西に広がる庭園。
かつてここを訪れた御水尾天皇の為に改修され造られた庭園です。
(天皇の為に門を造り替えたり庭を整備したり…凄いですね)
京都御所もそうでしたが、まぁスケールの大きさと庭園の美しさに圧倒です。
二の丸御殿の大広間と黒書院、それから行幸御殿(現在は移築されています)の三方向から鑑賞できるように造られています。
鳥さんものんびりお池を歩いていました。
はぁ、なんて優雅な気分^^
次は内堀の橋を渡り本丸御殿へ向かいます
現在の本丸御殿は元々あった御殿が火事で消失した為、明治26年に京都御所にあった桂宮御殿を移築したものです。
本丸御殿(重文)は工事中でした
二条城は2011年から城築以来はじめての大規模な修復工事が行われています。
現在は本丸御殿の工事中。
まぁもともと本丸御殿は内部公開はしていないのですが、この景色はなかなかですよね^^;
工事中だといつも思うこと、これはこれで貴重です!笑
実は二条城にも天守閣が?
本丸御殿の南西の隅に石垣が見えます。
実は二条城にもかつてはお城の様な天守閣があったのです。
隅っこにあるから見張りかなんかの用途だったのかな?
しかし1750年に落雷で消失しました。
現在は石垣だけが残っていて、ここに登ると本丸御殿や京都の街の景色を見ることができます。
工事中の本丸御殿がよく見えましたよ!
清流園と休憩処
二条城の北側には清流園という和洋折衷の庭園が広がっています。
ここにはカフェもあります。
スイーツも美味しそうですが
私はやっぱりこっちです^^;
京都の地酒利き酒セット、京都の地ビール!
とっっても飲みたかったのですが時間も時間なので我慢しました。(車ですし、、)
お抹茶体験もできるそうです。
和の庭園があれば、洋の芝生のお庭もあり、広い公園のようにのんびり散策できる庭園でした。
障壁画の展示収蔵館
ここでは二の丸御殿の障壁画を間近で見ることができるそうです。
ん?二の丸御殿の障壁画は二の丸御殿にあったよね?
誰もが思う疑問。そうです。二の丸御殿の障壁画はレプリカです。(それでも相当な美しさでしたが)
で、ここに丁寧に保存されているのが本物です!
年4回、240日間公開されています。(100円←本物なのにこの安さ)
公開日はHPで確認してくださいね。
この日は閉館中でした。(昨日までが開館日という運の無さ笑)
二条城内のお土産屋&休憩所
収蔵館のすぐ横にはお土産ショップと休憩所があります。
ここの目玉はこの黄金ソフト。1980円也!高い!笑笑
しかし金箔がのっかってますからね。縁起は良さそうです^^
ひよっこな私は普通の抹茶ソフトにしました。400円也。
ソフトを買ったらなんと二条城のクリアファイルをいただきました!嬉しい!
黄金ソフトを買うべきだったかな笑
二条城に隠された徳川家の紋
かつて徳川家が栄えていた歴史と大政奉還によって江戸幕府が終わった歴史。
二条城は一時代を築いた徳川家の栄枯盛衰を感じることができる凄いお城でした。
そして二の丸御殿にあった菊紋(天皇家の紋)の下からは葵紋(徳川家の家紋)の金具の跡が、また唐門にあった菊紋の裏からは葵紋の彫刻が見つかったそうです。
後世になって見つかるなんてロマンですよね^^
二条城の観覧料金と開城時間
(観覧料金)
入城のみ 620円
入城と二の丸御殿 1030円
小学生未満無料
(開城時間)
午前8時45分~午後4時(閉城 午後5時)
・7~8月
午前8時~午後5時(閉城 午後6時)
・9月
午前8時~午後4時(閉城 午後5時)
(二の丸御殿観覧時間)
午前8時45分~午後4時10分
・7~8月
午前8時45分~午後5時10分
二条城の駐車場料金
駐車場は目の前に二条城来場者用駐車場あり。
普通車120台
料金:2時間まで1050円、以後1時間ごとに200円。
二条城の南側にもあり。
こちらは2時間まで800円、以後1時間ごとに200円。ですが20台と少ないです。