【京都】☆世界遺産☆お城?と突っ込みたくなる二条城、その歴史と見どころを紹介
世界遺産、二条城へ行ってきました。
城という割にいわゆるお城の姿が見えません。なんでだろう?
お城、どこですかー?
思わずそんな風に突っ込みたくなる二条城。
その不思議や歴史を紐解きながら見どころを紹介したいと思います^^
【目次】
- 二条城は誰が建てた?なぜ建てられた?
- 二条城の歴史
- 二条城で行われた大政奉還
- では入城して二条城の見どころを見ていきましょう
- 次は内堀の橋を渡り本丸御殿へ向かいます
- 二条城に隠された徳川家の紋
- 二条城の観覧料金と開城時間
- 二条城の駐車場料金
二条城は誰が建てた?なぜ建てられた?
二条城を建てた人はあの初代江戸幕府将軍、徳川家康です。
何の為に建てたかというと、すぐ近くにあった京都御所を守る為と、将軍が都へ来た際に宿泊する所として造られました。
だから、いわゆる戦で敵から身を守るお城というよりは住まいの様な形のお城なんですね^^
二条城の歴史
(出典:Wikipedia)
3代将軍の徳川家光の時に当時の天皇が二条城へ来ることになりました。
この時、徳川家による江戸幕府の支配が安定したものであることを世に知らしめるために、更に規模を広げる改修をしたり、立派な障壁画が御殿に描かれたりしました。
その数3600面!
二の丸御殿ではそんな沢山の見事な障壁画を見ることができます。
また二の丸御殿は唯一、火事による消失を免れて当時のまま残る貴重な御殿となっていて国宝にも指定されています。
二条城で行われた大政奉還
(出典:Wikipedia)
もう少し二条城の歴史を紹介^^
二条城の歴史を語るうえで知っておきたい出来事。それは大政奉還。
大政奉還とはざっくりいうと徳川家が政権を朝廷に返したこと。これをもって徳川家による政治、江戸幕府が終わりました。
その歴史的出来事「大政奉還」が行われたのがまさにここ二条城の二の丸御殿でした。
二条城は日本の歴史の移り変わりの舞台となったお城なのです。
では入城して二条城の見どころを見ていきましょう
東大手門(重文)
チケットを購入して最初にくぐる門。
2階建ての立派な門です。
天皇が二条城へ来た時には天皇を2階から見下ろさないようにわざわざ一階建てに建て替えられたそうです。
唐門(重文)
二の丸御殿の正門です。
門からして豪華!ため息が出るほどですよホント。
松竹梅や鶴、唐獅子などの縁起物の彫刻がされているので探してみるのも楽しいです。
二の丸御殿(国宝)
そしていよいよ二の丸御殿です。
御殿の中を観覧できるのですが一切撮影は禁止です。国宝なのでね^^;
二の丸御殿に入るとすぐに虎(の絵)を見る事ができます。これは訪問者を威嚇する為なんだとか。
二の丸御殿はとにかく広くて立派なお屋敷でした。まぁひたすら部屋なんですが(笑)
豪華絢爛な障壁画や天井、そして大政奉還が行われた大広間など歴史の1ページに潜り込んだ気持ちになれました^^
鶯張り(うぐいすばり)の廊下
二の丸御殿の廊下は鶯張りといって、人が歩くと鶯の鳴き声の様な音がします。
これは夜間などに侵入者がいたらすぐわかる様に、いわゆる江戸時代の警報器のようなものです。歩きながら音を体感してみて下さいね^^
突如置かれていた鐘
二の丸御殿を出てから二の丸庭園の方へ向かっているとポツンと置かれた鐘発見。
これはかつて緊急事態があったときにその事を住民に知らせる為に鳴らされていた鐘なんだとか。なかなか重要な役割をしていたようです。
二の丸庭園(特別名勝)
二の丸御殿の南西に広がる庭園。
かつてここを訪れた御水尾天皇の為に改修され造られた庭園です。
(天皇の為に門を造り替えたり庭を整備したり…凄いですね)
京都御所もそうでしたが、まぁスケールの大きさと庭園の美しさに圧倒です。
二の丸御殿の大広間と黒書院、それから行幸御殿(現在は移築されています)の三方向から鑑賞できるように造られています。
鳥さんものんびりお池を歩いていました。
はぁ、なんて優雅な気分^^
次は内堀の橋を渡り本丸御殿へ向かいます
現在の本丸御殿は元々あった御殿が火事で消失した為、明治26年に京都御所にあった桂宮御殿を移築したものです。
本丸御殿(重文)は工事中でした
二条城は2011年から城築以来はじめての大規模な修復工事が行われています。
現在は本丸御殿の工事中。
まぁもともと本丸御殿は内部公開はしていないのですが、この景色はなかなかですよね^^;
工事中だといつも思うこと、これはこれで貴重です!笑
実は二条城にも天守閣が?
本丸御殿の南西の隅に石垣が見えます。
実は二条城にもかつてはお城の様な天守閣があったのです。
隅っこにあるから見張りかなんかの用途だったのかな?
しかし1750年に落雷で消失しました。
現在は石垣だけが残っていて、ここに登ると本丸御殿や京都の街の景色を見ることができます。
工事中の本丸御殿がよく見えましたよ!
清流園と休憩処
二条城の北側には清流園という和洋折衷の庭園が広がっています。
ここにはカフェもあります。
スイーツも美味しそうですが
私はやっぱりこっちです^^;
京都の地酒利き酒セット、京都の地ビール!
とっっても飲みたかったのですが時間も時間なので我慢しました。(車ですし、、)
お抹茶体験もできるそうです。
和の庭園があれば、洋の芝生のお庭もあり、広い公園のようにのんびり散策できる庭園でした。
障壁画の展示収蔵館
ここでは二の丸御殿の障壁画を間近で見ることができるそうです。
ん?二の丸御殿の障壁画は二の丸御殿にあったよね?
誰もが思う疑問。そうです。二の丸御殿の障壁画はレプリカです。(それでも相当な美しさでしたが)
で、ここに丁寧に保存されているのが本物です!
年4回、240日間公開されています。(100円←本物なのにこの安さ)
公開日はHPで確認してくださいね。
この日は閉館中でした。(昨日までが開館日という運の無さ笑)
二条城内のお土産屋&休憩所
収蔵館のすぐ横にはお土産ショップと休憩所があります。
ここの目玉はこの黄金ソフト。1980円也!高い!笑笑
しかし金箔がのっかってますからね。縁起は良さそうです^^
ひよっこな私は普通の抹茶ソフトにしました。400円也。
ソフトを買ったらなんと二条城のクリアファイルをいただきました!嬉しい!
黄金ソフトを買うべきだったかな笑
二条城に隠された徳川家の紋
かつて徳川家が栄えていた歴史と大政奉還によって江戸幕府が終わった歴史。
二条城は一時代を築いた徳川家の栄枯盛衰を感じることができる凄いお城でした。
そして二の丸御殿にあった菊紋(天皇家の紋)の下からは葵紋(徳川家の家紋)の金具の跡が、また唐門にあった菊紋の裏からは葵紋の彫刻が見つかったそうです。
後世になって見つかるなんてロマンですよね^^
二条城の観覧料金と開城時間
(観覧料金)
入城のみ 620円
入城と二の丸御殿 1030円
小学生未満無料
(開城時間)
午前8時45分~午後4時(閉城 午後5時)
・7~8月
午前8時~午後5時(閉城 午後6時)
・9月
午前8時~午後4時(閉城 午後5時)
(二の丸御殿観覧時間)
午前8時45分~午後4時10分
・7~8月
午前8時45分~午後5時10分
二条城の駐車場料金
駐車場は目の前に二条城来場者用駐車場あり。
普通車120台
料金:2時間まで1050円、以後1時間ごとに200円。
二条城の南側にもあり。
こちらは2時間まで800円、以後1時間ごとに200円。ですが20台と少ないです。
【京都】久美浜の旅館小天橋の露天風呂付き客室宿泊レポ
京都府京丹後市久美浜の小天橋温泉郷にある旅館、「小天橋」さんへ宿泊しました。
外観は長旅の疲れを癒やしてくれるような趣きある佇まいで迎えてくれました。
旅館小天橋の宿泊レポ
チェックイン時、手の消毒と非接触の検温があります。コロナ対策きちんとされていました。
ロビーは静かで落ち着いた雰囲気。
この時点では他のお客様と会うことはありませんでした。
(翌日の朝食時に5組程見かけました)
露天風呂付きお部屋がすごくよかった!
お部屋は一階、コロナ対策として露天風呂付きのお部屋にしました。
お部屋自体は広くはないけれど、1〜2名なら充分。
所々、年季の入った感じはありましたが(壁とか)滞在に関しては問題ありません。
部屋の奥が露天風呂です。
この手の洗面台ひさびさに見た^^;
ドライヤーが常設であってほしかったなぁ。
(借りることはできます)
そしてこちらがお部屋の露天風呂!
小さいながらも坪庭がありとても素敵!
一人でゆうゆう足を伸ばせて浸かることができました。
お湯の温度も最初は熱いと感じたけれどすぐに慣れましたよ。
ただ一つ言うなれば、、少々深いです。
平均的な身長の私の場合で、肩まですっぽり浸かるくらいの深さでした。なのでずっと浸かっていると少ししんどい^^;
しかし、出たり入ったり縁に腰掛けたりを繰り返しながら(笑)存分に温泉を楽しめました^^
お部屋にはお菓子が用意されていたので、お風呂上がりにビールとともにいただきました^^
最高です〜
さぁ、いよいよお部屋で夕食です
食事もコロナ対策でお部屋食を選びました。
前菜的なものから始まり、
食べている間も次々運ばれてきます。
今回のお食事はコース+激選食材からお好きな2品チョイスプランにしました。
私は鮑の残酷焼と和牛ステーキの鉄板焼きをチョイス。(他にはイベリコ豚のしゃぶしゃぶと烏賊のお刺身がありました)
コリコリ鮑、美味しい!
お肉は焼きすぎてしまったようで…固くなってしまった…。下に固形燃料があり自分で焼きました。お願いすれば焼いてもらえたと思います。
(久美浜はイカが名物だったのでイカにすればよかった^^;ボソッ)
あさりご飯に鱧のお吸い物。
美味しくお腹も一杯になり満足。
あ。デザートの写真を撮り忘れました…、、
さて、正直に感想を申しますと…
割とこまめにお料理を運んできてくれるのと、空いた食器を下げていく(邪魔なのでいいのですが)ので、少々せわしなかったかな〜。
私としては一気に運んできてもらって、食べ終わるまでほっといていただけたら(←言い方)よかったかな〜と。
あ、途中で美人の女将さんがご挨拶に来てくれました。それは嬉しかったです^^
しかし、美味しいお料理を移動することなく他のお客様を気にすることなくお部屋でいただけたのはやっぱり良かったです^^
冬はカニのフルコースだそうです!
カニもいいなぁ!
朝食は感染対策万全の大広間で
このボリューム!どれもとても美味しかった^^
予約では朝食もお部屋食だったと思ったのですが、大広間で用意されていました。(私の勘違いだったのかな?^^;)
この時は他に5組程宿泊客がいたようですが、とても広い畳のお部屋に結構な距離をあけて、さらに仕切りもあって感染対策はしっかりされていたので安心してお食事することができました。
ご飯お味噌汁おかわりできますよ〜と声をかけていただきましたがもうお腹いっぱいでした^^
小天橋へ泊まった感想
朝起きてまたお風呂^^
何度でもいつでも好きな時に入れるのが客室露天風呂のいいところです。
お風呂はとっても満喫できました。
豪華すぎず、のんびり過ごすのには丁度よい落ち着いた旅館の小天橋さん。
帰りは車が去るまでお宿の前で女将さんが手を振ってお見送りしてくれました。
そんなちょっとした心遣いがとても嬉しかったです^^
お値段は露天風呂付き客室にしてはお安く、他では手が出せないなんて場合でも小天橋さんなら夢が叶うかも^^
ちょっぴり贅沢にゆっくりのんびりしたい人におすすめのお宿です。
海水浴場へ歩いて5分程なので夏もおすすめです♪
【岡山】美観地区へ便利な温泉のあるホテル、ドーミーイン倉敷へ宿泊
倉敷美観地区は目の前。
ビジネスホテルだけど便利で温泉あり夜食ラーメンありの
「ホテルドーミーイン倉敷」
安いにもかかわらずなかなか良かったのでレビューします!
ドーミーイン倉敷のダブルルームに宿泊
落ち着いた色調の部屋で、広くはないけれど泊まるだけなら充分。
浴槽はなくシャワーブースのみですが、寒い時期でなければ問題なしです。
むしろ浴槽はなくてもいいので、ユニットバスではなく洗面台が外にあるのが嬉しい。
ベッド側から見た洗面台。
洗面台には歯ブラシ、くし、剃刀、綿棒あり。
ドーミーイン倉敷の無料ラーメン
ここのホテルの嬉しいサービスの一つが、無料でお夜食のラーメン。1階のレストランでチェックインの時にもらうチケットを提示していただけます。
21:30〜23:00と時間制限がありますがちょっと小腹が空いた時に嬉しいサービスです。
ドーミーイン倉敷の大満足だった朝食
朝食バイキングは小鉢に分けられラップもかけてあってコロナ感染対策はバッチリでした。
種類も朝食にしては充分な量でどれもとても美味しかった。
祭り寿司やマスカットゼリーなど倉敷ならではのものもあり。
なかなか満足のできた朝食でした。
他にも和風の御膳や洋食プレートを選ぶこともできます。
嬉しい!ドーミーイン倉敷のコーヒーサービス
ロビーにはコーヒーや紅茶などドリンクのサービスがあります。
こんなちょっとしたサービスがとても嬉しいですよね。
ビジネスホテルなのに天然温泉!?
出典:ドーミーイン倉敷公式HP
ドーミーイン倉敷には天然温泉の大浴場「阿智の湯」があります。
ビジネスホテルにしてはとても立派な温泉!
出典:ドーミーイン倉敷公式HP
露天風呂もありこれなら部屋に浴槽がなくても大浴場で温泉に浸れるのでいいですよね。
あいにく私が行った日は女性風呂が改修中で入ることはできませんでしたが、お詫びでパックをいただきました。
ドーミーイン倉敷の駐車場
駐車場はホテルの裏手にある立体駐車場です。
利用料1泊1000円。
私の車は少し大きめですが大丈夫でした。
(HPに車両制限の記載があるので心配な場合は確認してくださいね)
モダンな感じのロビー。
ホテルを出れば倉敷美観地区の入り口が見えます。
JR倉敷からは徒歩7分で電車でのアクセスもよく、とても快適なおすすめのできるホテルでした^^
【京都】世界最大級の木造建築に圧倒、東本願寺へお参りしてきました
立派な門に立派なお堂。
西本願寺同様、訪れたらその大きさに圧倒されてしまう東本願寺。
今回はそんな東本願寺を見どころなどと合わせて紹介します。
【目次】
東本願寺について
東本願寺は真宗大谷派の本山で正式名称は「真宗本廟」といいます。
東本願寺は通称で、またお東さんと呼ばれることもあります。
宗祖である親鸞上人の真影を安置する御影堂とご本尊を安置する阿弥陀堂があり、親鸞上人の教えを聞法する根本道場となっています。
東本願寺と西本願寺
名前もさることながらお寺の雰囲気もとてもよくにています。
この東本願寺と西本願寺の関係は、↓下記の西本願寺の記事内にも書いています。よかったらこちらものぞいてみて下さい^^
ここでは簡単に言うと、、対立してしまった上人親子がそれぞれに建てたお寺。
しかし単なる親子喧嘩ではなく織田信長や徳川家康などが絡んだもっとスケールの大きな歴史があり、西、東の本願寺ができたようです。
どちらも親鸞上人の教えを大切にし、どちらも大変立派なお寺なので京都に来たら是非両方のお参りをおすすめします^^徒歩で10分程の距離です。
東本願寺の見どころ
御影堂門
高さ28mのとても立派な門。
入る前から圧倒されます!
御影堂
こちらも大きな大きなお堂です。
建築面積は奈良の東大寺大仏殿を上回り世界最大級の木造建築となっています。
遠くからじゃないと写真にもうまく収まりません。凄いですね^^
堂内には親鸞上人の坐像が安置されています。
御影堂と隣の阿弥陀堂は廊下で繋がっていて行き来ができます。
ここを歩くだけで身の引き締まる思い^^
阿弥陀堂
御影堂の向かって左側にあるのが阿弥陀堂です。御影堂の半分もない大きさですが、それでも日本屈指の立派な建物です。
ご本尊の阿弥陀如来が安置されています。
東本願寺と京都タワー
この様に、境内からも京都タワーがよく見えます。
鐘楼と重ねてみたら蝋燭みたい^^
高い建物がない京都ゆえ。
やっぱり京都の街並みが好きです。
東本願寺の拝観料と参拝時間
拝観料:無料
参拝時間 3〜10月 5:50〜17:30
11〜2月 6:20〜16:30
西本願寺へのアクセス方法
・電車
JR京都駅から徒歩7分
地下鉄五条駅から徒歩5分
・バス
烏丸七条バス停から徒歩1分
・車
東本願寺は駐車場がありません。近隣の有料駐車場に停めることになります。
西本願寺に比べると見どころは少ないかなといった感じ。駐車場もないので行きにくいところはありますが、日本最大の木造建築である御影堂や御影堂門はとても素晴らしかったです。
実際訪れてみて、このスケールの大きさを体感してみて下さい^^
【京都】☆世界遺産☆東寺へ行ったら忘れず参ろう観智院
東寺の敷地の外にある観智院という寺院へ行ってきました。
最初は東寺のついでに…だったのですが^^;
訪れてみてとてもよかったのでレポします!
観智院とは
室町時代、東寺に帰依された後宇多天皇の勅願により建立されました。
東寺の塔頭であり格式高い別格本山になります。
所蔵する密教聖教の量と質は日本において最高といわれ多くの学僧がここで学んだといわれています。
ご本尊は知恵を授かる五大虚空蔵菩薩(ごだいこくうぞうぼさつ)をお祀りしています。
東寺と合わせて「古都京都の文化財」として世界遺産登録されています。
東寺から観智院への行き方
観智院へは東寺の北大門を出てすぐの所にあります。
その名の通り東寺の北側にある門です。
*京都駅からの場合は東寺の北総門から入り北大門までの間にあります
(ちなみに北総門入って右側は名門校の洛南高校があります)
さて観智院の門をくぐると梅?の木が出迎えてくれました。
入り口へ向かい靴を脱いで拝観料を払って客殿へとおじゃまします。
すぐにちょっとしたお土産コーナーがあります。
ちなみに客殿内は撮影禁止でした。
お庭は撮ってもよいそうです。
観智院の見どころ
観智院の客殿(国宝)
客殿は桃山時代の典型的な書院造りをしています。
また上の間には宮本武蔵の書いた鷲の図がそのままの状態で残されています。
(パンフレットより)
普通なら博物館などで管理されるはずですが、この鷲の図はこのままが良いという東寺の偉い人の判断でここにそのまま残されているそうです。
必見です!
庭園がとても美しい。
涅槃禄の庭
真言密教の無限の宇宙観と涅槃静寂の境地を表した庭だそうです。
観智院の五大虚空蔵菩薩
(パンフレットより)
奥へ進むとご本尊の虚空像菩薩が安置されていました。
虚空像菩薩とは無限に広がる蔵の中から人々の願いを叶えるために知恵や慈悲を取り出し与えてくださる菩薩様です。
五大とは五体のことで、観智院の虚空像菩薩はそれぞれ馬、獅子、像、金翅鳥、孔雀の上の蓮華座に乗っていました。
間近で五体が並ぶその様子はなかなか圧巻でした。
また虚空像菩薩は丑年、寅年の守り本尊でもあります。
丑、寅年の人は是非ともお参りしてくださいね。
観智院の愛染明王
(パンフレットより)
虚空像菩薩の横の部屋には愛染明王像がお祀りされています。
本来は赤い色をされているそうですが、観智院の愛染明王は護摩焚きでだいぶ黒くなっています。
しかし所々赤い部分が残っているのが見えます
愛染明王さまの教えは愛欲などの煩悩もそのまま認めるとされています。
恋愛、縁結び、家庭円満の仏として信仰されています。
観智院をお参りして
東寺の拝観料とセットになっていて少しお安く入れるということもあり、実はそれほど期待していませんでした…
でも、お参りしてよかったです!見応えありました!
なんといっても国宝ですからそりゃそうですよね^^
東寺に行った際には是非とも観智院にもお参りをおすすめします!
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2020年2月に行ってきました。
早くまたこの素敵な京都を楽しめる日がくることを願っています。
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観智院の拝観料と拝観時間
・拝観料は500円
(東寺の拝観料とセットになっているものもあり、この時期は東寺の金堂、講堂、五重塔と観智院で1000円でした)
・拝観時間 9:00〜17:00(受付16:30まで)
観智院へのアクセス
・電車
JR京都駅から徒歩15分
・市バス
JR京都駅から東寺西門前下車
阪急京都河原町駅から東寺東門前下車
京阪祇園四条駅から東寺東門前下車
・車
東寺の駐車場を利用
600円/2時間
2時間以降は1時間ごとに300円
(※新春特別拝観中は特別料金)
【京都】☆世界遺産☆圧巻!木造建築高さ日本一の五重塔がある東寺へ
東寺について
東寺は現在唯一残っている平安京の遺構で、平安遷都とともに平安京鎮護のために建てられた官寺(国立の寺院)です。
東寺または教王護国寺とも呼ばれています。
木造建築では日本一の高さを誇る五重塔があります。
ご本尊は薬師如来です。
東寺の見どころ
八島社
南大門をくぐり右手に見えるのが八島社です。
東寺ができるよりも前からここにある神社で
東寺建立にあたり空海がここで祈願をしたといわれています。
立派な金堂を右手に見つつ奥へ進みます。
ここは事務所のようです。
先へは立ち入り禁止となっていましたがお庭がとても綺麗だったので少し覗かせてもらいました。
毘沙門堂
平将門の乱の時、都の守護神として羅城門に安置されていた毘沙門天さま、その後台風で羅城門が倒壊したため東寺に移されたそうです。
東寺の贔屓さん
毘沙門堂の横に亀のような像が。
これは龍の子供である「贔屓(ひいき)」さんといわれています。
贔屓さんのなかでも、写真のように、石碑を背中に乗せて台となっているものを「亀趺(きふ)」と呼び石碑が永遠に遺ることを願って作られたそうです。
贔屓さんを撫でて自分の体の悪いところを撫でると回復するといわれています^^
天候石
贔屓さんの二つ隣にあるこちらの石は天候石といいます。
古くからこの地にあったと伝えられていて、こちらも撫でて自分の体の悪いところを擦ると悪いところが治るといわれています。
御影堂(国宝)
御影堂では空海が唐より持ち帰った仏舎利を頭と両手にそっと授けていただく法要をどなたでもしていただけるそうです。
しかしただ今修復中でした^^;(2020年春頃まで)
ということで仮の御影堂がありましたが、ものすごく仮感でてました^^;
ですが、中には弘法大師空海の像が安置されていてきちんとお参りすることができましたよ^^
宝物館
こちらも改修中ですがもともと春と秋にだけ公開されます。
中には高さ6メートルもの千手観音菩薩像など数々の寺宝が納められています。
食堂(じきどう)
しょくどうではありません^^
僧が修行を見いだす場所でした。
食堂では毎月21日に四国八十八ヶ所巡礼を再現した、お砂踏(すなふ)みが行われています。
またここでは写経を体験することができます。
書かれた写経は、国宝・五重塔に永らく奉納してくれるそうですよ。
ここからは有料ゾーンとなります。
講堂(重要文化財)
大日如来がお祀りされています。
空海が密教を伝えるにあたり中心的な建物となったのが講堂です。
中に入ると大日如来や守護神の四天王など21体の像が安置されています。
金堂(国宝) 本堂
桃山時代の代表的な建物です。
屋根の中央の切り上げは、東大寺大仏殿や平等院鳳凰堂にも見られる形です。
中に入ることができます。
本尊の薬師如来は、薬壺(やくこ)を持たない古い様式の仏像で、光背に七体の化仏(けぶつ)を配する七仏薬師如来です。
ご本尊の右側には日光菩薩、左側には月光菩薩が安置されています。
薬師如来の台座には、如来を守り如来の願いを成就する働きがある十二神将(じゅうにしんしょう)がぐるりと並んでいます。
五重の塔(国宝)
高さ55メートル、日本一の木造建築物です。
この五重塔は落雷などで4度消失、現在は1644年再建の五代目です。
内部は通常非公開ですがこの日は運良く特別公開期間でした。
五重塔の初層内部には、極彩色で彩られた密教空間が広がっています。
五重塔の各層を貫いている心柱に大日如来、その周りを四尊の如来、八尊の菩薩が囲んでいます。
さらに、四方の柱に金剛界曼荼羅を描いています。
早咲きの河津桜が咲いていました^^
東大門、(重要文化財)
不開門(あかずのもん)とよばれる門です。
南北朝時代、ここに陣を置いた足利尊氏がこの門を固く閉ざし危機を脱したといわれていて、戦乱の傷跡が残っているそうです。
不二桜
満開の不二桜と五重塔のツーショットは格別な美しさだそうです!
今は枝ですが^^;
東寺を訪れて
金堂や講堂の有料ゾーンは是非、拝観をおすすめします。
お堂の中はたくさんの仏像を拝め、とても温かい気持ちになれる空間でした。
特に金堂の薬師如来像は日本最大の大きさを誇りありがたいパワーを感じることができました。
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2020年2月に訪れました
早くまたこの素敵な京都を安心して楽しめる日が来ることを願っています。
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東寺(教王護国寺)の拝観料とアクセス
・拝観料
金堂、講堂500円
(特別拝観時、金堂、講堂、五重塔800円)
観智院500円
その他特別拝観などは公式HPで
・アクセス
電車
JR京都駅徒歩15分
バス
市バス、JR京都駅から東寺南門前、東寺東門前、東寺西門前下車すぐ
京阪祇園四条駅から東寺東門前下車
阪急河原町駅、阪急大宮駅から東寺東門前下車
車
自家用車、タクシー 600円/2時間
2時間以降は1時間ごとに300円
(※新春特別拝観中は特別料金)